死刑執行人もまた死すの作品情報・感想・評価・動画配信

「死刑執行人もまた死す」に投稿された感想・評価

MAeKeN

MAeKeNの感想・評価

4.0
ナチス第三の男とされるラインハルト・ハインドリヒ。彼の暗殺事件(エンスラポイド作戦)と実行した人たちのその後を描いた映画。

まず、この事件の1年後に公開されたことにキャストスタッフの覚悟が伝わってくる。
緊迫した感じとかスゴかった。
無

無の感想・評価

3.8
キリアンが主演だった「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」と同じ事件を取り扱った作品という事で前から気になってた作品を鑑賞。
クソダサなタイトルを付けられてしまったあちらに対してこちらの邦題はクールで格好良い!
手書き?と思わしきフォントは味があって良いんだけど白抜きの文字に縁取りがないので白っぽい場面だと映像と同化していて読みにくいのが難点。
プロパガンダ映画とは言え戦時中にこのレベルの作品を作れてしまうアメリカの凄さをヒシヒシと感じるし、日本が勝てる訳がない…
ただ買い物中のヒロインが着てる衣装もオシャレ、セットの街並みも立派で驚きの完成度。
水溜まりに反射する彼女の姿を効果的に使った演出も好み。
偶然の出会いがきっかけでテロリストを匿う事になってしまい、事件に巻き込まれるヒロインの家族たち…
緊張感が漂う空気をませた11歳の弟が和ませるが、男の存在に不穏なものを察した父親がラジオの電波を拾おうとする時のチューニング音の不快さでまた現実に引き戻される。
包帯と鐘の音の二つのキーワードだけで主人公の居場所を探し当てるヒロインの推理力は名探偵コナン並みw
テロリストは実行するだけなのであまり賢くない人間がする役回りの印象だったけどこの映画の主人公の表の顔が医師で、下手に逃げたり隠れたりせず堂々としていて大胆なので驚く。
主人公よりもモブ気味の脇役のレストランの給仕の方が今風のイケメン!
ヒロインの婚約者や彼女の弟も空気が読めるし有能で無駄な人物がほとんどいない。
緊張感も保ちつつ、エンタメ性やサスペンス、主役二人+仲間VSゲシュタポとの心理戦、家族愛やロマンス等色んな要素が一度に楽しめて監督の余裕すら感じられる。
先が読めず、刻々と移り変わる展開は刺激的で最後まで目が離せないままNOT THE END。
なんと言ってもこの物語のキーマンであるヒロインの表情や演技が一番素晴らしくて良かった!

予告編
https://youtu.be/iSUlAKrkTdw
kabaya

kabayaの感想・評価

-
初フリッツ・ラング、おもしれー。ブレヒトもっと昔の人だと思っていた。
サスペンスとしても見応えある。

バレた密告者が焦りすぎて、敵の顔に手を当ててスって下ろす動き初めてみた。わけわからんくてブチ上がった。

人影の使い方がうまいので、四角い画面サイズでも奥行きある。
尋問シーンで人がコロコロ変わるところは演劇的であり、映画的だなぁと思った。

八百屋のおばさんが名演すぎ。
全員かっこいい。
monaminami

monaminamiの感想・評価

4.9
ナチス占領下のチェコでのゲシュタポと反抗する市民とブタ。長いけど飽きさせずに物語が展開していき"NOT the END"の格好良さと訴え。モノクロの画面構成の美しさ、キレの良さが存分に味わえる流石の名作。
otom

otomの感想・評価

4.9
なんつー影使い。戦中にアメリカ撮影のプロパガンダっぽいけど良く出来てる。拾えよ?的なやつとかきっちりナチスのイメージを植え付けつつも、謎解きで思わず感情移入してしまうドイツ側警部の設定とか映画的に上手過ぎるな。人質の命を弄ぶナチスに対してのプラハ市民の団結と筋書きのスッキリ具合、市民が担ぎ出した生贄と結局は隠滅される人質とで後味悪くもある戦争が生む人の行いの恐ろしさ、多面的に描かれているこれらでより映画の深みが増している感じ。不屈の"NOT The End"でチェコ人の脳内で常に再生されてそうなモルダウ感。素晴らしい。
5225

5225の感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

“NOT The End”
だもんなぁ

死刑執行人開始早々死んでしまうとは
登場人物みんなが鍵、気持ちいい

寝返ったブタは報復

「例えばお前がAに話せばAはBに話す BはCへ CはDに話す すぐEからFへ そしてFがG つまりゲシュタポに伝える」

「母親はネズミか?下水を飲んで育ったんだろ!」
Hangmen also die.

Not the Endは、あの時代の不退転の決意であり、自由の重みを諭す我々への訓戒に他ならない。

あーチェコ行きたい。
mh

mhの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ナチスドイツのクソ野郎ラインハルトハイドリヒの暗殺に成功したエンスラポイド作戦を下敷きにしたエンタメ戦争もの。
史実を忠実になぞった映画「ハイドリヒを撃て!」はすでに見ていたので、同じような話なんだろうと思ってたのにいきなり違って身を乗り出す。
チェコ・プラハ市民の結束がテーマになってて、胸熱ポイントがいっぱある。
「時は来た 今こそ行動の時だ 心の炎を後世に渡せ その炎で未来へ続く道を照らし続けろ 命懸けで正義を守り戦い抜け 負けると思うな」
「自由は戦い取るものだ 私を思い出すなら―― 父親としてではなく 自由のために戦った者として思い出せ」
人質を殺されても、当たり前のように暗殺者をかばうシーンがマジ泣ける。
チェコ・プラハが文化的に成熟していることもよく伝わってくる。
これがドイツ人の監督によってWW2の最中に作られたということもすごい。
この映画が面白かったことで、こうしてエンスラポイド作戦や市民の結束が後世に伝わっている。
作中、スローガンとして繰り返された「ノーサレンダー、ノットジエンド」をまさにこの映画自体が体現している。
脚本にブレヒトがいるというのもびっくり。
戦争もののマスターピースでした。
最高!
kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.4
▪️JP Title :「死刑執行人もまた死す」
Original :「Hangman Also Die」
▪️First Release Year : 1943
▪️JP Release Date : 1987/12/19
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-630 再鑑賞
🕰Running Time : 134分
▪️Director : フリッツ・ラング
▪️Writer : フリッツ・ラング、ベルトルト・ブレヒト
▪️MusicD : ハンス・アイスラー
▪️Cast : ブライアン・ドンレヴィ、ウォルター・ブレナン
▪️My Review
本作、映画としてかなり面白い!!緊張と驚きにみちたフリッツ・ラング監督、サスペンス映画の傑作ですね(敢えてサスペンスと言わせていただきます)。
それは二転三転、ゲシュタポとプラハの一市民との知恵比べをサスペンス風に描いていて、対ドイツレジスタンス映画の傑作という以上に、サスペンスフルに運んでいくラングの演出の的確さ、プロットの見事さが際立っているからです。
また、ゲシュタポの恐ろしさも、細部の表現を具体的に捉えていて見事な演出です。本来、難しい内容を非常に分かり易く面白く描いているのも好感の持てる作品です。

本作、戦前のドイツ映画界の巨匠で、ナチスの台頭後、アメリカに渡って活躍していたラング監督が、やはり当時ドイツからアメリカに亡命中だった20世紀最大の戯曲家のひとり、B・ブレヒトや、後に東ドイツの国歌の作者となる作曲家H・アイスラーらと協働して生み出した、反ナチ・レジスタンス映画の屈指の傑作です。 そしてこれは、1942年に実際に起きた、ナチス・ドイツのベーメン・メーレン保護領(チェコ)を統治していた副総督ラインハルト・ハイドリヒの暗殺事件「エンスラポイド作戦」から着想を得ていて反ナチ・レジスタンス映画の屈指の傑作とされいるんですね。(参考:Wikipedia)

物語は。。。
第2次世界大戦中、ナチス・ドイツ占領下にあったチェコのプラハで、死刑執行人の異名を取るナチの非情な高官が暗殺されるという事件が発生。彼を暗殺したレジスタンスの闘士フランツは、逃走中、危ういところをマーシャという女性に救われ、彼女の家にかくまわれることに。一方、ゲシュタポは、暗殺犯を捕らえるまで市民を無差別に殺していくと宣言して、弾圧を強化。マーシャの老父も連行されて、フランツは苦悩を募らせていきます。。。

▪️Overview
第2次大戦中のプラハを舞台に、ナチスに追われるレジスタンスの恐怖を描く。監督は「メトロポリス」のフリッツ・ラング、エグゼクティヴ・プロデューサーはアーノルド・プレスバーガー、原案・脚本はベルトルト・ブレヒトとラングの共同で、脚本のみでジョン・ウェクスリーが参加している。撮影はジェームズ・ウォン・ホウ、音楽はハンス・アイスラーが担当。出演はブライアン・ドンレヴィ、ウォルター・ブレナンほか。オリジナル版は120分。(引用:映画. com)
ナチス占領下のチェコを舞台にハイドリヒ暗殺犯とゲシュタポの死闘を描いたフリッツ・ラング監督作品。暗殺犯を匿ったことで巻き込まれる家族など、ギリギリでいつも生きている登場人物たちに寿命が縮む思い。知恵と幸運を駆使して危機的状況を乗り切る展開がスリリングで面白い。
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