ホラー映画が好きな私はいまだにこの作品を見れていなかった。ようやく鑑賞、、！
原作の本の話はなんとなく知っていたのですが結構空気の違う映画でした。というのも恐るべき邪気が渦巻くホテルに飲み込まれてしまう悲劇の父親とその邪気に必死に抗う家族のオカルトホラーという原作に対して、この映画はオカルト+サイコサスペンスという色が強いと思いました。というのも父親が邪気だけでなく孤独や不安からなるべくしてああなったように感じたからです。家族も行き当たりばったりというか特に頑張って抗う様子が少し薄く感じふつうの逃走に見えました。
しかしながら私が感心したのはその音楽。ドカンとジャンプスケアみたいなことをせず、耳鳴りのようなキィーーンという音、不安を募らせるズーンと鳴り響く音。これが何もないシーンでも常に緊張感を高めていてすごいと思いました。
有名な役者の演技ですがさすがといったところ。狂気がでていました。あんな不安定な愛しているというセリフは珍しい、、。
ベタだけど原点にして、後に影響を与えるべく映画だと感じました。
