12月は個人的名作強化月間！まずはサイコホラー映画の金字塔、『シャイニング』(1980)を鑑賞しました！
温かい家庭に恵まれた作家のジャックは、妻のウェンディーと息子のダニーをつれて豪華で荘厳な山奥のホテルへと住居を移すこととなった。しかし、そのホテルには恐ろしい過去があり…。
『ドクター・スリープ』を観に行きたいので、復習として何度目かの鑑賞となる『シャイニング』ですが、やはりクオリティが他の作品とは桁違い。この作品には一秒たりとも無駄なシーンが無く、パニックホラーのように勢いで驚かしてくるような安上がりな誤魔化しもありません。ゆっくりと、それでいて確実に、少しの足音も立てずに背筋に忍び寄る恐怖は本物です。
総じてキューブリック作品の大ファンなのですが、彼の最も才気溢れる点は構図への理解にあると感じます。迷路での角を曲がるシーン。少しだけ開いたドア。鏡に映る表情。幅広い空間を余すとこなく活かしたカットが、言いようもなく漠然とした不安感を煽ります。
俳優陣の迫真の演技、不協和音を多用した鬼気迫るサントラも文句無しです！ますます続編が楽しみになる、そんな午前を過ごせました。高評価です！
