スティーヴン・キングの小説をスタンリー・キューブリックが映画化したホラー作品。この後にパロディやらオマージュでやたらに有名な作品で、キューブリックものとしては娯楽性が高いです。
シャイニングとは登場する少年の持っている超能力の事らしい。
冬場の閉鎖されたホテルの管理を任された家族の話で、このホテルはいわくつきの事故物件。そのうち彼らは精神を病んでいき、特にお父ちゃんがイカレて惨劇のスタート！ってかんじです。
今回改めて観たがやはり良く出来ている。オープニングの空撮映像から不穏な空気が漂っていて作品世界に引き込まれてしまう。舞台となるのは山奥のホテルで、この内装はセットを組み上げて撮影されたものらしい。広い空間に３人というシチュエーションが緊迫感を高めています。
最近のホラーに比べたら特に何が起こるってわけでも無いんですが、演技と音楽でドンドン煽ってきます。ジャック・ニコルソンの顔も笑ってしまうほどコワイんですが、それ以上に嫁ハンのほうが恐ろしい形相！このパパ＆ママの顔芸がある意味一番の見どころかなぁ？
キューブリック作品だけあって映像のこだわりは凄まじくて臨場感も抜群。コレは上映してるときに映画館で観たら良かったな。撮影にも色々と逸話があって調べてみると面白いです。ある意味、キューブリックさんが一番ホラーな人です。
公開当時は評判がよろしくなく確かラジー賞にも何個かノミネートされてたっけな？それが今や名作になってんだから面白いもんです。
