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シャイニングのBeSiのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
5.0
こちらももう何回観ただろうと思うくらい回数を重ねている。オープニングの山脈の映しから不気味なBGMが合わさり、言い知れない不安を与える。巨匠スティーヴン・キング原作の小説を鬼才スタンリー・キューブリックが映画化するとなれば傑作が誕生するに違いない。そしてこの期待は多くの人々の思った通りとなった。主人公ジャック一家が訪問する以前にも、冬の間だけホテルの管理人を任された男がいた。しかし後にその男は精神状態が参り、家族を惨殺するに至るという凄惨な事件が起こっていた。そしてジャック自身もその呪縛により気が狂っていくのだった......。エンタメ性が強く当時の賞レースには躍り出なかったものの、もしオスカー賞にノミネートされたとしたら、ジャック・ニコルソンが主演男優賞を受賞する可能性は非常に高かっただろう。それほどに圧巻の演技で見事に狂人を演じていた。インパクト大のポスターの顔に満ち溢れる狂暴性は鳥肌もの。彼のキャリア史上最高の演技ではないかと思う。ひたすらに怖い。怖すぎる。ダニーよく泣かなかったなぁ...。あんな幻覚や頭のおかしい人間を目の当たりにしたら泣かずにはいられない。
今作もやはり中毒性は一級品。スタンリーの何度でも観てしまう魅力を引き出す力はいつの時代も衰えない。そう感じさせる一本。 文句なしに素晴らしい。
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