音楽による不安と恐怖の煽り方が半端なくすごかった。
結局は特に怖いことは起こらないところでも、怖い音楽流れてくるから、終始恐怖感じてた。エンドロールのホテルのBGM的なものにさえ恐怖感じてた。
セリフはそこまで多くないのに、カメラワークと音楽だけでここまで恐怖を感じさせてくるとは、さすがキューブリック監督。
明日の金ローのレディプレを観る前に絶対観ておくべき！とフォローしてる方のレビューで見たので、ようやくこの作品も観れました。キューブリック監督の作品を観るのは2作目ですが、すでにキューブリック監督の映画の魅せ方と構成に度肝抜かれてます。
ホテル内を、誰かの目線で移動している描写が多く、その先に何が待っていて、何が起こるのか分からない恐怖を、自然と一緒に味わってしまうことで、恐怖倍増だった。
そして、なんと言っても狂っていくジャックと、恐怖で壊れていくウェンディーとダニーの表情や声がすごかった。目力から感情を訴えてくる。
まあ、あまりにも有名なあのホテルの内装(特にカーペットと壁)は、見るだけでもゾッとしてました。
ぬいぐるみ抱きしめて、かなりビビって観てたけど、また観てしまいそうな、クセになるホラー映画でした。
