「ハケンアニメ!」(2022)の吉野耕平監督の自主制作短編三作目。PFF2004入選作。
年に一度の「くみかえの日」。それはマンションが一戸ごとに切り離されて空を飛び、住居が強制的に入れ替わる日のこと。住民は外出禁止だが、何かを調査して歩く男たち。途中で彼らは1人の女性と出会う。。。
一作目、二作目に続いて風景論的な映画。しかし今回は風景に手を入れてしまったため、虚実のバランスが悪くなっていた。三部作の終わりに今回の手法を選んだ気持ちはわかるような気もする。スケッチから作品へと進む過渡期の実験作と位置付けられそう。