Urakata1113

ナミビアの砂漠のUrakata1113のネタバレレビュー・内容・結末

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1:山中瑶子監督:★★★☆☆
本作は、山中瑶子監督が初めて商業映画として手がけた長編作品であり、主演の河合優実との初タッグが実現しました。 この二人の才能が融合し、現代の若者のリアルな姿を描き出しています。

2:河合優実:★★★★☆
主人公を演じる河合優実の演技は、高い評価を受けています。 特に、脱毛エステの仕事中の生気のない声の出し方や、棒読みの演技で意味を持たせるなど、細部にわたる演技が光ります。

3:演出:★★★★☆
本作では、主人公がルームランナーを走るシーンや、ナミビア砂漠のライブ映像を観る場面など、象徴的な映像表現が取り入れられています。 これらの演出は、現代社会を生きる若者の どこにも居場所がない という感覚や、目的もなく走り続ける状態を象徴しています。

4:カンヌ国際映画祭:★★★★★
本作は、第77回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞しました。 これは、山中瑶子監督が女性監督として史上最年少での受賞という快挙であり、国内外で高い評価を受けています。

5:メッセージ:★★★☆☆
本作は、特定のストーリーラインよりも、主人公の心理や感情の動きに焦点を当てており、 どこにも居場所がない という感覚や、漠然とした孤独感をリアルに表現しており、深い問いかけを投げかけます。
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