HiromiA

シン・デレラのHiromiAのレビュー・感想・評価

シン・デレラ(2024年製作の映画)
3.2
ガラスの靴を凶器にするだけでなぜあんなに強くなれたんだろう。殺戮シーンはまあグロテスクではあったけど、恐怖を呼び覚ますほどではなかったのは、シンデレラの狂気が伝わってこなかったからかな。「町に行った」という言葉は既に殺してもう見つからないという意味だった継母の方が怖い存在だった。12時に魔法が解けるという設定ではあったけど12時はいったい何の意味があったんだ。ガラスのハイヒールで頭や胸を突き刺すまではわかるけど、それで喉を掻っ切るというのはなんか説得力がなかった。さらには本来魔法の力などないシンデレラがどうしてフェアリーゴッドマザーの代わりをつとめられるというのだろう。変な怖そうなメイクをするより、可愛いままのケリー・ライアン・サンソンで殺戮をさせたほうがもっと怖かったかも。あのメイクだとちょっと醜くなってしまい怖さが半減でした。そしてあのデスノートのような予言ノートはいったい何だったのだろう。
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