「ディセンダント」シリーズを順番に観てレビューしたのは、久々の新作「ライズ・オブ・レッド」を観る為だったのに、実際観てみると過去作と話の繋がりは殆ど無し。
しかし、「3」でストーリー的には完結していたので、今回主人公を変えたのは正解だと思う。そして、親子間に於ける善悪の価値観の違いがテーマになっていた「ディセンダント」シリーズで、新たに親が若かった時代にタイムトラベルするという「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」的要素を持ち込んだのも正解だと思う。
残念ながらケニー・オルテガは監督から降りたようだけど、ミュージカル要素は過去最高レベル。「3」で大好きだった鎧の戦士のシーンは今作でも登場! 更に主人公2人の母親役をリタ・オラとブランディが演じるという、音楽好きにはたまらないキャスティングになっている。
配信映画が市民権を得た時代に作られただけあって、これまでのシリーズ作に比べて予算は多めに割かれている印象。ショボく感じる場面は見当たらない。