人物設定が極端だったし登場人物も少なく場所もほとんど移動しない、演劇のような映画だなあと思っていたら、やはりそうでした。そして相手への承認要求や小さなことを取り上げての攻撃など1対1の会話劇はかなり緊迫していて面白かったし、そこへ現れたタカヒロの何を考えているのかわからないほんわかした態度がさらに姉妹抗争を際立たせていておもしろかった。三姉妹での最終バトルが結局はただの姉妹喧嘩だったという結末もなんか納得。しかしあれほどまでに子供たちからこうはなりたくないと思わせる母親っていったいどんな母親だったんだろう。父親の方はお留守番だったのか、羽を伸ばせたんだろうか。そしてタカヒロのLINEや通話の相手って誰だったんだろう。