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麻薬密売人 プッシャーのいとJのレビュー・感想・評価

麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)
3.0
レフン監督のデビュー作。と同時にマッツ・ミケルセンの長編デビュー作でもある。

デンマークの麻薬密売人たちの1週間。低予算かつ短期間で撮られたが、ドキュメンタリータッチにすることで、その後のレフン監督につながるようなスタイリッシュで暴力的な映像に仕上げている。DVDの映像特典によると、毎シーン、リハーサルをせずにほぼぶっつけ本番で撮られたらしい……。なんて無茶なことをするんだレフン監督!!

また、演技や世界観を徹底させるため、俳優たち、そして自身も裏社会の人と交流をもち、一緒に生活したという。俺たちのマッツが危ないよ!と言いたいが、破産後に撮った次回作では犯罪歴のある素人を主演に起用するという、さらなる無茶振りを披露してしまうのだ……。これからもついていきます、レフン監督。
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