BOB

フロム・ダスク・ティル・ドーンのBOBのレビュー・感想・評価

3.5
ロバート・ロドリゲス監督×タランティーノ脚本のアクション。

強盗犯兄弟とその捕虜となった牧師一家が、吸血鬼の棲むトラックストップで一晩を過ごす。

" All right, pussy, pussy, pussy! Come on in pussy lovers! Here at the Titty Twister we're slashing pussy in half! Give us an offer on our vast selection of pussy, this is a pussy blow out! "

何でもありのB級エンタメ作品。楽しめはしたが、期待していたほどはハマらなかった。

ロバート・ロドリゲス&タランティーノならではのぶっ飛んだ世界観やお下品お下劣な悪趣味描写、タランティーノ脚本らしいフザけた会話劇は楽しめた。

個人的に引っ掛かったのは、前後半での大きなジャンル転換。タランティーノ味の強いクライムロード・ムービーから、ロバート・ロドリゲス味の強いモンスター・パニックムービーへと変わるのだが、うまく頭を切り替えられず、置いてけぼりを食らった。

役者のMVPは、ハーヴェイ・カイテルでもジョージ・クルーニーでもなく、イカれた性犯罪者役で怪演を見せるタランティーノ。以下、独断と偏見による超個人的ベストタランティーノTop3。
③自分の掌に空いた穴を面白そうに覗き、ダクトテープで補強するタランティーノ。②足フェチ👣を遺憾なく発揮し、サルマ・ハエックの足伝いに酒を飲むタランティーノ。①ドラキュラ化するタランティーノ(頭がデカく、どちらかというとフランケンシュタイン似。)
やりたい放題楽しんでいて、非常によろしい。笑

バイカーとトラッカーの楽園"Titty Twister"が凄い。プッシー、プッシーを連呼する案内人。股間に小型自動拳銃を付けた"セックスマシーン"。ソンビ型吸血鬼の店員たち。この世のものとは思えないカオスな世界観だった。

メキシコ古代ピラミッドの生贄の祭壇だったのか。

"Where are you taking us?"
"Mexico."
"What's in Mexico?"
"Mexicans."

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