ハンサムな軽騎兵将校(ベルナール・ジロドー)が、醜女にストーカーされる格調高い?カルト作品。
「アデルの恋の物語」にも似た、病的なまでの女の情念。
病弱でヒステリックな哀しい女フォスカを、ヴァレリア・ドビチが熱演。
まるで骸骨の様な怖い顔。
ホラー映画の様に彼女が登場する度、息が止まる。
主人公ジョルジョには不倫中の美しい人妻クララ(ラウラ・アントネッリ)がいる。
(ラウラさん、グラマー美人だけど老け顔だと思う)
しかもこの女性が、意外にも寛容な女性だったのには驚かされた。
「色男はつらいよ」と、サブタイトルでも付けたくなる、何とも不可思議な悲喜劇。
軍医役で、ジャン=ルイ・トランティニャンが出演していたのが嬉しかった。