これは…凄い話だった…
監督は名匠と言われるエットーレ・スコラ。わたしは本作以外は知りません。
物語は、ちょっと記憶が曖昧ですが、
美しい人妻と恋仲の若く男前な軍人が、軍の命令で滞在することになった上官の屋敷で出会ってしまった上官の従姉妹。
毎夜食事に招待されるが、何時も一人分の席が空いている。訊けば上官の従姉妹の席だという。彼女は体調が悪く滅多に食事の席に現れない。どんな女性なのだろう…
次第に妄想が膨れ上がり、ある晩ついに現れたその女性。
(°_°) すっごい醜い。やせ細り、目はギョロッとし、大きな口に突き出た歯…
実は彼女は、彼を影からずっと見ており、想いを寄せていたのでさー大変。
上官の従姉妹という立場を利用して、彼に言いよるばかりでなく、断られると、ヒステリーの発作を起こして気絶してしまうという…
見ていてことの成り行きに全く共感できなかったのですが、最後まで目が離せません。
結末がかなり、えーーー??なぜ?!?なぜ?!な結末。愛って…何?
この舞台となった時代の成せる技だなと思うしかありませんでした。
友人が凄いの観ちゃった。でも、すっごい好き!!って言って勧めてくれたのでレンタルビデオで鑑賞したのですが、その衝撃は確かに、凄かったです。
ただ、友人が大好き!というのは理解出来ませんでしたが、好きな男をなんとしてでも手に入れようとする女の純愛と執念。そこには確かに感動せざるを得ないものがありました。男の方が純粋かも…
観ることが出来るか分かりませんが、機会があったら是非ご覧ください。