以前鑑賞した「メイキング・オブ・モータウン」がとても感動した作品だったので、その流れからこの作品を見つけ鑑賞しました。
モータウンの黄金期を支えたバンド「ファンク・ブラザーズ」の歴史とライブ映像を交えたドキュメンタリー作品です。
大物ミュージシャンも支持する名プレイヤーが揃い、数々のNo.1ヒットを作ったのに世間からは知られていない存在。
若かりし頃の武勇伝は観ていて楽しいし、心から音を楽しむ姿勢は音楽の真髄だなと実感。
また過去のエピソードを挟み流れるライブがすごく良い。
生で聴きたい欲にかられる鳥肌もんのパフォーマンスは、語られるエピソードを聞いた後だと更に感動が増長します。
チャカ・カーンやベン・ハーパーのパフォーマンスも良いんですが、俺はジョーン・オズボーンの「恋に破れて」がめちゃくちゃ感動した。
モータウンレコードの移転に伴い、彼らの活動は地元のバーなどにまた戻っていきます。
しかし、誰一人として後悔や怒りの声をあげる者はおらず、自分たちの好きなものを追求するスタイルは変わらない。
苦労も沢山あったと思うのにそんな所を微塵も感じさせない芯の強さ。
周りの目を気にしすぎて思うような事が出来なかったりするご時世ですが、ほんのちょっとの勇気を持ってトライしてみようかなという気持ちを後押ししてくれる作品でした。