80にして
人生が動き出した
おじいさんの話。
路上生活と路上創作活動を
行なっていた
偏屈日本人画家
ジミー・T・ミリキタニに、
この映画の監督である
リンダさんが声をかけるところから
始まるドキュメンタリー。
撮る人(リンダ)が
撮られる人(ミリキタニ)に
献身的な努力をし、
共に暮らし理解することで、
撮られる側の怒りが溶け出し、
心の傷が癒えていくところを
漏れる事なく映し出している。
いくつであっても
人の人生と世界って変わる。
強制収容所を訪れた時の
ミリキタニ氏の「許すの眼差し」と
その後の生き方に、
人間は許してなんぼの人生だと
強く思った。