りさ

半落ちのりさのネタバレレビュー・内容・結末

半落ち(2003年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

「あなたには守りたい人はいませんか?」

主人公、梶が口にする言葉・・・。
重い・・・。
かなり台詞の少なかった梶。
この言葉の意味が、想いがすごく心にズシンっときました。

一生懸命、毎日生きて・・・。

家族、友、恋人・・・
愛する人がいて・・・。

でもこの問いをかけられたとき、はっと我に返って考えてしまった。
自分は守りたい人がいる?
守りたい人がいても、ほんとに守ってる??

『守る』ってすごいこと。

たやすく誰かを守ってる・・・なんて言えない。

梶は心から、妻、息子を愛していた。
この言葉はすごく重い。


男はなぜ、最愛の妻を殺したのか―
男はなぜ、あと1年だけ、生きる決心をしたのか―?

ミステリー映画だがそれより【生きる】ことの意味を考えさせられた映画だった。

生きたくても生きれない人もいて・・・。
死にたくても死ねない人もいる・・。

命のある限り、死を自らの手で奪ってはいけない。
そう信じていたが果たしてほんとにそうなのか??

判決を見てのとおり日本では決して許されぬ行為。

でも、コレ・・・
アメリカとか陪審員制度なら確実に無罪か執行猶予がついたでしょう。
やっぱ日本にも陪審制度を導入すべき!!
・・・と思っちゃいました。

森山直太郎の主題歌がさらに映画を引き立たせていた。
生きるとは?
愛とは??

考えさせられた映画だった。

邦画は邦画なりの独特な雰囲気があってほんと、こういう映画をもっと作ってほしいと思いました~・・・。
『半落ち』って意味すら知らなかった私・・・。
りさ

りさ