確か映画館で鑑賞した記憶があるけど。その時も、物語に寄り添うこともできたし、エンディングロールでは、ドバーッと泣けちゃったと思うのだけど、なんか晴れ晴れしくない感じがしてて、なんか人間として欠陥でもあんのかと、このポスターのメインビジュアルを観るたび、変な気持ちなってた作品。
意を決して、もう一度観るも、残る想いはいっしょ、なんなら前よりでかい。紐解く勇気を振り絞ると、おそらく、ミステリーとして最後の２日の解明に、貪欲にもドラマチックなものを求めている自分がいるのと、いま、介護の問題は割と身近になり、当時ほどショッキングな仕立てでないことなのかなとところにたどり着いて、なんとなく気付くのは、これをどヒューマンでは、興行的には成功しないだろうし、たくさんの人に知ってもらいたいと思ったんだろうなと思う。
ミステリーの皮をかぶったヒューマンは、いまでも、結構あるし、そっちの味をしめた、贅沢な消費者ということで、お許しを。
