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エリン・ブロコビッチのakrutmのレビュー・感想・評価

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)
3.8
エリン・ブロコビッチという実在する人物の伝記映画。映画の中で描かれているPG&E社というガス・電力会社に対する公害訴訟ももちろん実話であり、(日本で話題の)パラリーガルとして彼女はPG&E社の訴訟の他にも、いくつかの公害訴訟を担当している。彼女を雇った弁護士のエドワード・マスリーも実在する人物である。

エリン・ブロコビッチを演じるジュリア・ロバーツは、ちょうどこの頃が最も脂の乗っている時期であり、本作でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞に輝くほど、彼女の演技の評価は高い。確かに、法律の素養がないだけではなく、インテリからは軽蔑されるような、女性を武器にするタイプの素人女性が大企業を追い詰めていくという難しい役を見事に演じきっていて、痛快である。ジュリア・ロバーツは上品な役も下品な役もこなせるのが凄い。(個人的には下品な役のほうが好きだが。)また、エンターテインメント性を高める上での演出だと思うが、胸元を強調した服を着たり、下品な言葉遣いをしたりする点を本人がどう思っているのは気になった。でも、本人も出演しているとのことなので、問題ないんでしょう。
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