このレビューはネタバレを含みます
吸血鬼ノスフェラトゥの物語。
なんだか、とても古めかしい感じの吸血鬼映画というか。ああ昔吸血鬼ってこういう感じだったよねみたいな。
今みたいなどこかオシャレな、スーツで色白で空を飛ぶ怪力の美男子みたいな感じではなく、もう〜原初のバケモンというか悪魔というか。うん、悪魔のイメージが近いな。
最初はこのバケモンに攻撃されて最後には力を合わせて倒す!みたいな感じかと思ってたんですが、これがね、観終わってみるとわかるけど、ラブストーリーなんすよね。
旦那と、奥さんと、そして吸血鬼オルロック伯爵
おま…ビル・スカルスガルド、似合うね…ほんと…不気味な役が映える
現代の映画に比べて難解なのと、思ったような展開はないので最近のキラキラとした映画に慣れた僕たちには少し評価低めですね。
なんだろな。年寄りの家にあった古めかしい吸血鬼の分厚い本をできる限り素材の味のまま映像化して、ゴアッと脳髄に叩き込まれたようなそんな、加工感のない果実感のある映画でした。