「スモーク」のウェイン・ワン監督が2007年に撮ったアメリカ・日本合作作品。
わだかまりを抱えて離れ離れになった父娘が、本当の親子の絆を築くようになるまでを描いた作品で、小津安二郎の「東京物語」をモチーフにしたよう人情味あふれる感動作になっています。
綺麗な風景の中に、中国人、イラン人、ロシア人、アメリカ人のそれぞれの思想が違う国民が絡みあい、静かに淡々と物語は進んでいきます。
決して派手さもなく、盛り上がるわけでもないのにセリフとセリフの間にある「間」、本で言うならば「行間」を読む。
「間」を読み解くことで、奥深い映画になっています。
そのような映画なので、あまり書かずにおきますので、小津作品が好きな方は、この映画の良さも理解出来るのではないでしょうか?