狭須があこ

正体の狭須があこのレビュー・感想・評価

正体(2024年製作の映画)
3.7
テーマとしては、割と想像できる流れを通ってそれらしいところに着地する映画だけども、豪華な登場人物たちが演技力でなんとかゴリ押してる感じの映画だった

実際に自分が関わったらその人を信用したくなるのはわかるけども、流石に「この人はやってないと思う」を言い切れるのはちょっと危ういって。
「この人はいい人だと思う」の勘なんて通るなら、詐欺師なんて職業はないんすよ。そして、その根拠ない「やってないと思う」で、被害者はどんな気持ちになればいいんですか。

「殺人犯とは思えない」ってかばい方、「殺人犯は全員一部の隙もなくサイコパスで、人間らしさなどどこにもない」みたいなレベルの解像度でしかないよな。お前、比較できるほどほかの殺人犯に会ったことあるん?

元々が友達だったとかならともかく、流石に人の命が消し飛んでる事案なら証拠とかできちんと判断した方がいいよなと思った
この件でちゃんと自分の目で見て人を判断するのは、美談でも何でもないって!

切羽詰まってるのに、逃亡しながら七変化していく横浜流星はすごかった。
けっこう全員違う感じに見える。
狭須があこ

狭須があこ