ペジオ

チャンスのペジオのレビュー・感想・評価

チャンス(1979年製作の映画)
4.3
「聖者」なのか「愚者」なのか

世界は「導かれる」のか「道を踏み外す」のか

そのどちらが「悲劇」でどちらが「喜劇」なのか

何も…本当に何も「わからない」まま終わる
それでもいいと思える

彼が「そこに居るだけ」で



新井英樹の「ザ・ワールド・イズ・マイン」を思い出した
周りが主人公を勝手に神格化していく点や登場人物が次第に象徴化していく点など類似点多し
両作品の共通の元ネタである「ツァラトゥストラはかく語りき」からここまで真逆の雰囲気の作品が生まれた事が既に興味深い
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