粉雪

チャンスの粉雪のレビュー・感想・評価

チャンス(1979年製作の映画)
3.8
午前十時の映画祭にて。
TOHOが近くにないので、都心に行くか郊外へ行くかで、とりあえず人混みを避けて郊外へ。
お客さんは私を入れて5人きり。

とても不思議で静かなコメディだった。
時々込み上げてくるなんとも言えない可笑しみ。
チャンスの周りで騒動を繰り広げる人々は滑稽でもあり、でも一概にそうとも言い切れない底知れなさがチャンスにはあって。
ピーターセラーズの作り上げた人物像に囚われて、鑑賞後あの不思議なラストと共にじわじわといつまでも心に広がり続けるような映画だった。
エンドロールが洒落ていて、それもまた良かった。
粉雪

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