【ナートゥナッツ】
Netflix新作ドキュメンタリー。おまけメイキング映像の豪華版、みたいな質でしたが、見てよかった。
『RRR』の成功を受けて、そこからサッと、ラージャマウリの監督人生を振り返る構成。来日時の映像がけっこう含まれており、“銀ぶら”しながらのインタビューもあって、楽しくなる。
原点的な話では、学校に無関心で、“漫画や本を読んで外で遊びなさい”が教育方針だった母親。そして、父親の映画制作が全般では、うまく行かなかったらしいこと…が大きく影響したように思えました。
売れるにつれ、現場での独裁ぶりが強化されたらしく、NTR Jr.が愚痴っているのが生々しく可笑しい。
その極致はアカデミー歌曲賞も受賞した「ナートゥ・ナートゥ」撮影現場の“地獄”でしょう。これには見ているコチラもつい、手にイヤな汗を握ってしまった。www
『マッキー』は、制作裏話の方がオモシロく、『バーフバリ』の、公開初日騒動には、インドってそうなのか…とベンキョになりました。
その他、とりあえず見ておいてソンしないネタが、幾つも転がっています。
映画作りのレシピを、ウプマとカシューナッツで例えるのも、インドらしくて可笑しかった。
<2024.8.3記>