邦画のサイコスリラーの頂点という触れ込みを見て鑑賞
催眠術と暗示によって多発する殺人事件を追う刑事と殺人事件に関与する伝道師と呼ばれる男の話
本物の怖さを追求した映画
ほぼBGMなしの重苦しい雰囲気と独特の気持ち悪さ、幻覚の様な夢か現実か際どい映像を所々に差し込んでくるところ、マインドコントロールをテーマにしているところ、そして主演役所広司のが段々と正常でなくなっていくところ
幽霊やおばけとは違う、狂った人間の怖さを描いた日本のサイコスリラー映画の真骨頂
前半退屈かと思いきや後半の畳み掛け
正直一度観ただけでは理解できないくらい難しい部分が多い
解説を呼んで繋がるところやそれでも意味がわからないところもあった
完璧に理解させないところもこの映画の気持ち悪さを引き立てている要因かもしれない
観ている時は終わり方が理解出来なかったが、解説を読み意味がわかるとラストシーン怖すぎた
仮タイトル伝道師だったけど当時の事件と関連性を踏まえてまずいということになり、タイトルをCURE（癒し）にしたセンスも凄い
