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CURE キュアのmasaのレビュー・感想・評価

CURE キュア(1997年製作の映画)
4.0
TIFF2018役所広司特集で、役所さんと黒沢清監督のQA付きで鑑賞。

黒沢監督と役所広司コンビの作品は結構多いが、最初はダメ元オファーだったらしい。この作品が一番はまった作品でしょう。

犠牲者の首から胸にかけてがX字型に切り裂かれている奇妙な殺人事件が立て続けに発生していた。
高部(役所)の捜査でやがて、一連の事件に関連のある人物として記憶喪失の放浪者、間宮(萩原)が浮かび上がる。
マインドコントロールによる猟奇殺人を描くサイコサスペンス。

この作品は自分的にシーンの中でどういう意図があるのか微妙な点がいくつかあったが、QAコーナーなどで、いろいろと分かりやすく答えて頂いていたので、この作品の理解度が増して、ますますす好きになった。

単なる猟奇殺人ものではない、人間の心理をエグる深い作品である。
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