最高のホラー。
今まで観たどんなホラーよりも怖かった。
音楽やひとつひとつの音が蝕んでくる感覚で、苦しくなるほどに凄まじい。
家に帰った時の洗濯機のシーンとか恐怖でしかない。後半のうじきつよしの部屋での一幕は息が止まった。
冷静になって振り返ると「あんたは誰だ?」「何でそこにいる?」っていう問いが哲学的で、周りにいる誰よりも本質を突いている間宮。
それに対して警察本部長、登場するあのシーン、薄っぺらさが際立っていて、浅い部分で生きてるんだなと、自分もその一部になりつつあるなと実感。
間宮に自分の本音をぶつける主人公を見ると「CURE」っていう映画のタイトルが腑に落ちた。
何回も観たい気もするし、もう二度と観たくもない気もする、そんな素晴らしい映画でした。