CURE キュアの作品情報・感想・評価

「CURE キュア」に投稿された感想・評価

本当にこわかった。
クリーピーと違って最後まで集中して見れた。
けむり

けむりの感想・評価

3.0
個人的に「黒い家」に匹敵する良質なジャパニーズホラーだと思います。いやこれホラー?スリラーかな?

これもサイコパス映画なんだけど、ただただどうしようもない「サイコパス」ではなく、もしかしたら自分も持ち得るかもしれない内面を引きずり出されるかもって恐怖。役所広司も萩原聖人も本当にすごい役者だと思う。
バスでの描写とか主人公の状況が視覚からなんとな〜く読み取れるようになっているので、どこからが「そういうこと」なのか目を凝らして観て。
Marisa

Marisaの感想・評価

4.1
特にラスト20分くらいの描写がよかった。直接的じゃないから巻き戻したりしながら観た。
中盤とラストのファミレスのシーンの高部の様子の違い。
病院の妻。
高部とファミレス店員の関係性。
はな

はなの感想・評価

3.7
面白かった。でも最後なんで?
鴎

鴎の感想・評価

4.5
怖いのは得意な方だと思っていたけれど、今まで見てきた映画の中で一番怖かった
【癒し系殺人鬼】

前代未聞の癒し系(CURE系)殺人鬼。人は殺人で癒される!?

いつもの黒沢ホラー(『回路』『叫』)と同じで、動機不明の連続殺人事件に主人公が巻き込まれるというストーリー。

今作はその中でも特に難易度が高い。『回路』は高文脈言語(※1)のような作品で、何度も観て深く考えれば道が見えてくる。だが、今作はメスマーや彼のメスメリズム、催眠術の悲痛な歴史、心理学における補償行為(※2)など、知識面のフォローがないと理解は困難。

"補償行為"について。
『羊たちの沈黙』でレクター博士が隣の囚人を殺したり、クラリスの過去の最大のトラウマを知りたがったのは、補償行為の理論かも知れない。精神科医であるレクター博士が知っててもおかしくないしな。
今作も間宮が相手のトラウマを探ろうとしている。同じだな。

この作品のテーマのひとつは、誰しもが人を殺しうる、簡単に人を殺す獣のような精神性を持っている、というものだと思う。
『地獄の黙示録』も似たようなテーマ。狂ったカーツ大佐や徐々おかしくなった主人公やランス、優秀な文明人であれど、野獣になるということを伝えている。

間宮の殺人シーン(催眠術をかけるシーン)はあまり明確に描写されない。そこをこと細かく、それも沢山描写していたら、公開禁止の映画になっていたかも知れない。『羊たちの沈黙』でも隣の囚人を催眠にかけるシーンは撮られていない。禁断の魔術だ。

そういう意味でかなり狂った作品なのだろう。『回路』と『叫』はオカルト的だが今作は現実的なアプローチなので尚更。
"面白い"と言うよりか"興味深い"と評価するのが普通かな。面白いと言っちゃうと何か恐怖だわ。




※1
多くを語らず、相手に真意を察することを要求する。日本語はこれの代表格。逆に全てを言語化するのは低文脈言語。代表格はドイツ語。

※2
補償行為とは何かを補おうとする。埋め合わそうとする行為。自分やその周りの環境の中の弱みや欠点を補う為に何かを犠牲にするということ。「CURE」の正体。
綿密に練られた撮影と脚本、そして素晴らしい役者達のおかげでとても高い完成度
恐怖演出を水の滴る音など物音で表現しようとしているのが特徴。萩原聖人が洗脳にかけようとしてくるので、早く拳銃ぶっぱなしてすっきりしたくなる。
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