「東海道四谷怪談」を原作に、アレンジを加えた作品。
再婚の邪魔になるという理由で殺された岩が、夫の民谷伊右衛門の元に怨霊となって現れるサスペンスホラー。
2度目の鑑賞だが、全く覚えていなかった。
最初から最後まで、とにかく伊右衛門がクズ。
ここまでクズだと、もう清々しい。
救いようが無い。
観てる人全員が岩の味方となって「もっとやれ!」と応援したくなると思う。
本当にクズだった。
ストーリー的には岩の復讐というよりも、そこに至るまでの経緯の方が長い。
仇討ちの話なども加わり、ホラー感は薄く感じた。
それよりも人間の醜さを描いた作品だと思う。
岩はとても美しい。
美しいからこそ、醜い姿になった場面の恐ろしさは秀逸だった。
妹も綺麗だし、横入りした金持ちの女の子も可愛い。
女性陣が魅力的な映画だった。
途中で度々かかる音楽(カノンだったかな?)が全く雰囲気に合わなくておかしかった。
なんでこんな曲にしたのだろう。