東京国際映画祭「PFFアワード2024」グランプリ受賞作品上映で併映された審査員特別賞『松坂さん』を鑑賞。
監督自身が「映像で伝える自信がなかったから、脚本で伝えようと思った」と言っていた通り、脚本はよくできていたし、おもしろかった。
ただ、台詞自体はほぼ某読みで、無感情。こういうのって濱口竜介の影響とかあるのかなぁ?確かに無表情で読むと言葉はしっかり聞こえて文学的な感じを受けるが、
逆に言われた方の受けの芝居もほとんどない。言葉がどんな風に伝わっているのかわからない。
私は最近の「台詞だけでわかっちゃうTVドラマみたいな脚本」があまり好きではないので、今度は台詞のないシーンで何かを伝える作品にチャレンジしてもらいたい。