十三第七藝術劇場にて。
携帯のない日時計を使っていた時代。
斗景、斗鶏、今よりも時間はアバウトでも丁寧な生活があり、ぬくもりがあり、本当に日本は美しいんだと胸が熱くなる。今年私はオーストラリアから日本に帰国したのは、失われゆくこういう存在に改めて触れていたいという強い想いもあったから、彼の気持ちがよく分かる。
今、70年築の長屋に住みながらいかにこの建築が素晴らしいか痛感している。キッチンのタイマーは砂時計。一人暮らしの様で一人を感じないのは、温もりが建物に残っているから。
この映画には私の理想の時間が流れていて本当に完璧だった。ジム・ジャームッシュのような静と動、空白の美、自然体な現地の人の言霊。映画館でみれて良かった。
観光地化している道頓堀にBAR昭和という小さなBARがあり、狭くて6人がキツキツ入るくらいの古き良き建物。去年取り壊しが決まり立ち退かなくちゃいけなくなったそう。壊してしまったら、もう元には戻せない。
こういう日本が出来る限り残ります様に。