yaaa

男性・女性のyaaaのレビュー・感想・評価

男性・女性(1966年製作の映画)
4.0
いつもながらの難解風味の悪ふざけよりも「撮影」がいつになく気になる作品。
ビシっと構図キメキメ風で切り返してみると本筋と関係ない風景を写したりしてカメラがいいのにフレームの外側ばっかり気にさせる。
ストーリーもポップスターに恋する庶民の兄ちゃんといかようにも盛り上がれそうなベースがあるのに、そこから視線外してその時代の雰囲気ばっかり漂わせる。
そこがつまんねえという所かも知れないが雰囲気ばっかりの所も生き生きとしていて見所でもある。

例のごとく、やっぱりひねくれ映画。

長回しが凄い映画10選とかの特集あったりするが、この映画は漏れている。
しかし、人物のフレームの外からの出し入れ具合絶妙のシャープな長回しがいくつかある。
すげえと言うより気持ちいい。
これって助監督の力量かも知れないが(小声)

例のごとく、シャンタル・ゴヤはもれなく可愛く撮れている。
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