『スーパーマンやってます』
ウォシャウスキー・ブラザースによる新感覚のSFXで彩られた重厚かつスタイリッシュなアクション巨編。2作目
前作で「映像革命」で話題となり、設定や世界観により大ヒットとなった「マトリックス」、その2作目となる「リローデット」もハンパなく面白い作品だよ!
覚醒した救世主ネオ、前作で「出会ったら全力で逃げろ」って言ってたエージェントを1人で3人相手にしても撃退してしまうネオに痺れる、憧れるッ!
自由を得た謎の存在スミス、「Mr. Anderson」のセリフを良く言うが、感情がこもっていて、サングラスで目線が分からないから余計に不気味さが増す。あのスミスが好敵主になるなんて、だがそこがイイ
ストーリーはますます難解に、複雑に、謎を残しつつ、絶望と希望を残していく、3部作の2作目としては最高の出来ではないだろうか。
プログラム世界を余すことなく広げていく設定により、ネオは6人目だという驚愕の事実(初見時の衝撃は凄かった)、アーキテクトとオラクルの存在(初見では理解出来ず、後で調べるとなるほってより楽しめる)、複雑に絡み合った関係性や設定が映画をより一層盛り上げてくれる。
だが、しかし、今作の見所は間違いなく「アクション」
ネオ1人に対して量産スミス、これはね、もう笑っちまう面白さ!
それでも怯まずスミスを圧倒するネオがカッコよすぎるね!
ゲームの無双シリーズを彷彿とさせる、棒術でのネオ無双・・・ほかの映画でもここまでの対多人数を相手にした戦闘シーンがあるだろうか…ちょっと思いつかない。それをやってしまう、ウォシャウスキー監督には脱帽
高速道路の場面もとんでもない大アクション(3キロに渡ってわざわざ高速道路を作ってしまうんだから規格外もここまで行くとあっ晴れ)
戦闘シーン、カーチェイス、空飛ぶスーパーマンごっこと、これでもかってほど見所たっぷりなアクションを用意してて、観てて興奮が冷めないよね。
今作にも日本アニメ大好きな監督のちょっとしたパロディーがあって、知っている人はさらに楽しめるよ。
アーキテクトに「ザイオンを作り直す」か「トリニティを助けて人類は滅ぶか」の選択を迫られ、迷いなくトリニティを選んだネオ(前任者5人の立場w)、マトリックス世界を抜け出し、現実世界でも力を解放しだすネオ、ベインの体を乗っ取ったスミス・・・次回完結へ(Coming Soon)