真矢

海の沈黙の真矢のレビュー・感想・評価

海の沈黙(2024年製作の映画)
3.0
仕事帰りのレイトショーにて

設定は現代(令和)だが昭和の後期〜平成の初期のような
時代背景を感じた。冬の小樽というのもあり

調べたら監督、脚本者を見たらなるほどね…と納得。
監督の作品は過去に1つも見た事なかった

役者らがこの作品のトーンに合っていると思った。
どの主演者もゆっくりと台詞を喋る。
(仲村トオルはそんな事なかったけど…

好みが分かれそうだけど自分は好きな映画と前書きしておいて…

人物に深い所までスポットが当たってるように見え
実は当たってないから主役が誰か分からず散漫に感じた
台詞の意図も(ゆっくり喋っているから)深み感じる
ように思えるけど実はそうではない気もする

そもそも予告からミステリーだと思って見てたから
自分的に全然違うに映画になってしまった
そんなに贋作も重要じゃなかった。
絵の描き方もそんな物、使って描かんだろうと思ってしまった
台詞に度々出てくる美術史に名を残した
偉大なる画家を誇張したのが、逆に美術の知識を薄く感じた
総じて側だけは形作っているが中身は深くない。

けど全体を包んでいる雰囲気は好きなので、
指摘箇所は多くなったが、映画自体は嫌いではないです

映画タイトルが途中で絵の作品名だと分かって納得した
見た後に現実の明るい日差しの下に戻りたくないので
レイトショー鑑賞が良いと思う
真矢

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