ありきたりなラブストーリーだけど、飾りっ気がない。
映画の中でタイムリープという奇跡によって初めて登場人物が気づき、行き着いた感覚に、映画を観ることで視聴者が同じ体験をして、同じ感覚を共有できる。映画が代わりに奇跡を起こしてくれている。
映画というメディアの役割を十二分に活かせている素晴らしい作品だった。
松たか子の演技が素晴らしく、飾らず等身大の喜怒哀楽の表現がすごく感情移入しやすかった。
サウンドデザインは、タイムリープのシャッター音の表現なども含めて、作品全体の中でうまく演出されて効果的に役割を果たしているように感じた。
坂本裕二脚本の作品は、共通して言葉が大事にされていて、音楽による演出が最低限なのがとても好み。
2025 No.1