増村監督の傑作「盲獣」(1969)の前作。ヒロインの大袈裟な演技や壁一面にビアズリー風のクロッキーが描かれたアートな部屋など、同作との共通点が見られる。
内容と「女体」という題名から、「情婦マノン…
増村の中でも屈指の傑作と呼ばれる本作をついに見た。「理事長の息子に強姦された」という浅丘ルリ子の告白は本当にただ物語の掴みでしかなく、男のパーソナルスペースにずけずけ浸食する姿があまりにも図々しい。…
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84点
理事長小林卓造に会いたいと大学に現れた浜ミチ(会議室で待つ間に創作ダンス)。
息子の行夫に強姦されたと現れた秘書の石堂信之に慰謝料200万円を要求。
スキャンダルを恐れた理事長は始末を信之…
半裸姿&珍妙なダンシング見せまくりの浅丘ルリ子はかなりの体当たり熱演と評価してよいと思われる。
この時期の増村映画にはよくあるテーマだが、浅丘演じるミチが狂女のようでいて、ある種女性全般が普遍的に…
1969年製作公開。脚本池田一朗増村保造。監督増村保造。
痩せぎすの浅丘ルリ子が鬱陶しい。地味に暮らしてきた男がそんな女に溺れてしまうというのは良く見聞きするが実に痛ましい。そんな話を延々と続ける…
「血が出るような刺激が欲しい!」
自分の情夫(川津祐介)を殺した岡田英次を見て発情し、死体を前におっぱじめる。
この映画の浅丘ルリ子は人間より動物に近い。
普通の日本映画の女と違い、セックスを「抱…
ブレーキのぶっ壊れた浅丘ルリ子が日常を蹂躙する話。モンスター/ディザスター映画に近い不条理。なぜ男は女を複数愛してもよくて…とフェミ論的セリフもあるが、お前の問題そこじゃない!と全力でツッコミ。淡々…
>>続きを読む冒頭から浅丘ルリ子がまともな人間でないことがよく分かる。浅丘が岡田英次との生活に退屈し、伊藤孝雄を求めるようになるといよいよ狂気の度合いを増していくが、岡田との口論の中で「男を求めることがどうしても…
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