プライム切れの報せで久々鑑賞。
何回目かわからんが、今改めて見ると、コーエン兄弟の傑作とは言えないな、というのが率直な感想。構成も今見ると甘い。
これは喜ばしいことでもあり、常に演出も進化している証拠だよな。名手ロジャーディーキンスの撮影も今となるとぜんぜん甘い。
要するに以降作られた作品たちにより風化を余儀なくされた作品と言えそうだ。数多くのエピゴーネンも産んだよな。
電話コード、バスカーテン、テールランプ、そして雪の中のミンチ。これらは時代を越えハッとする。がやはり初見の興奮はなく、再発見はまさに「その後の作品の方が良い」だった。