上昇しようとしている人間(小西が坂を駆け上がる、さっちゃんが水の中を上昇する)を上から突き落とすかのような残酷さ。※小西は妄想であったわけだけど。
ラストの着地は凄く良かったと思う。クソ野郎として生きていくことを決意し、それでも君といたいと伝える姿は素晴らしい。
小西役の萩原くんが持っているナヨナヨ感を隠したような序盤の冷笑系キャラが良い。彼に対する印象とはややズレるので、それが役柄に呼応して良い。
ジャンプカットを多用、章立て形式にしてはテンポ悪いなって思ったが、それはあまりにも酷すぎる話だからだろうか。爽やか青春系映画だと思って観に行くと呆気に取られる。