るう

パサジェルカのるうのネタバレレビュー・内容・結末

パサジェルカ(1963年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゔあ~~っ、ここで終わりかぁ~…。正直めっちゃおもしろかった。おもしろかった、って言い方良くないかな…。とにかくすごい手に汗握ったわ。どんな形であれ、なんとか完成した作品が観たかったなぁ…。「ショア」を観た後なので、アウシュヴィッツで撮影されたものだとすぐわかった。ガスマスク付けて、ガス缶を明けて中身を煙突みたいなとこから入れたり、まさに「ショア」で出てきた話を実際の映像で見せられてる感覚でぞっ~とした。リアル。看守と女囚の精神的攻防を描いているんだけど、女囚側のマルタは「どんなに辱められても心まではやるもんか!」って感じで、また看守側のリザも「あたしは良くしてやってるのに、く~っ、小癪な~!」って感じでしつこくネチネチし続ける。良く考えると会社と違ってやってることが大量虐殺なんで、なんか段々マルタの命がけな行動とリザのアホなプライド保守したいが為の行動の対比に、クラクラしてくる。あぁ、この後どんな展開を経て、全てが終わった後の豪華客船でのニアミスに、マルタは何を語るはずだったのかな…。
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