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士官候補生のRinのレビュー・感想・評価

士官候補生(2024年製作の映画)
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ソビエトロシアでは、ボールペンが人をノックする!──東京国際映画祭2024コンペ。セリックという少年が、歴史の教師として着任する母アリーナに連れられて士官学校に入学する。入学手続きの日、アリーナは少し前にひとりの生徒が窓から飛び降りて自殺したことを知る。女の子のような見た目のセリックは生徒たちからのイジメの標的になるのが、士官学校では魔少年セリックが超常的な力を使ったかのような怪奇事件が次々と起こるようになる。

ホ、ホラー映画だったんですケド。『トップガン』的なやつだと勘違いしてたっす。とはいえジャンプスケアがあるわけでも緊張の糸をピーンと引っ張るわけでもなく、ホラー耐性ゼロの私でも指の隙間からチラ見スタイルをそれほど発動せずに済んだ。「エジガル・ウィルソンかよ!」というTIFF2024限定ツッコミは発動できた。ちなみに体感時間は永遠。国防省の捜査官が身の上話を語り出した時にはほんと気が遠くなった。日本の某ヨットスクールの元校長がアベマニュースに出演した時の映像を見れば、1/10の時間で10倍の恐怖を感じられます。
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