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アリス・クリードの失踪のbopapaのレビュー・感想・評価

アリス・クリードの失踪(2009年製作の映画)
3.8
2018年 104本目

4年振りに再鑑賞。原題も邦題もそのまま。時々変な邦題でそれだと映画の方向性間違っちゃうやん!とか、タイトルでオチわかってまうやん!みたいなのもありますが今作はまさしく、タイトル通りの映画でありながらタイトル通りで無いという素晴らしい作品です、ホント大好き。


最初の15分の圧倒的緊迫感!特に5分間はセリフ全く無しで淡々と進むのですが、これはただ事でない事がこれから始まるぞという期待が高まりました。このシーンだけでも元が取れる感じ。

登場人物が3人だけで、完全に舞台向けのような作品ですが、セリフの展開で次々明かされるそれぞれの立ち位置。これはもう他人のレビュー読むより観た方が早い!オチありきなので、途中の展開には首を捻るシーンもあるのですが、それでも観ている時はそんなの考える暇無いくらいハラハラドキドキ。

そしてラストシーンでタイトルの真の意味がわかるオチは素晴らしいと思いました。こういう映画に出会えるとホントに得した気分になるなぁ。

主役3人のうちのキモ顔のオッサンはエディ・マーサン。人の顔覚えられない僕ですがこの人の顔は個性あり過ぎてすぐ覚えました。

今観たら20年以上も前のビル・マーレイの「知らな過ぎた男」にチョイ役で出てるんですよね!どうやらこれがデビュー出演らしいのですが、デビュー時からめっちゃ個性的な顔!この俳優さん好きだわ〜。
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