花とみつばち

青春デンデケデケデケの花とみつばちのレビュー・感想・評価

青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)
5.0
【 ロック ロック ロックと焼きあなご 】
舞台は、香川県観音市。
1965 年、高校1年生チックン( 林泰文 )が主人公。
林泰文は、若い頃の風間杜夫に似ていて非常にかわいい。ベンチャーズのエレキの音色デンデケデケデケに目覚めてロックに夢中、虜になる。
私もアコギの音色だけじゃなく、エレキとドラムの派手な音が大好きなんで、デンデケデケデケに惚れてしまう少年の気持ちが良くわかる。
同志が次々にできて、4(5)人でバンド活動をする。理解ある先生もいて学校の部活扱いとなる。
高校3年の文化祭で演奏した最初で最後の晴れ舞台を最後に燃え尽き症候群のチックン。

ゆりかもめが飛び交う観音市が素敵。大林監督作品ではいつも、日本でこんな素敵な場所があるんだと思ってしまう。
当時のたくさんの洋楽や昭和歌謡、そしてボンネットバスやタイル張りの浴槽等が使用されていて、尚更懐かしさでいっぱいになる。
チックンの青春そのもので、同級生の女の子と海水浴やラストの旅立つ前の小歩危駅も良かった。
Johnny B. Goode チャック・ベリー
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