青春デンデケデケデケの作品情報・感想・評価

「青春デンデケデケデケ」に投稿された感想・評価

ゆきみ

ゆきみの感想・評価

4.9
めちゃくちゃよかった。誰にでも学生時代に一回は、人生の軌道を変えてしまうくらい衝撃的な出会いがあるけれど、私の場合それはこの主人公と同じロックで、あの電気でビビビッってなったシーンは象徴的だと思った。なにかの啓示を受けたみたいに私はその日から取りつかれたようにロック一辺倒になってしまったし、この片田舎に住む中学生もロックを中心に仲間を集めてバンドを組んで…。そ誰でも経験があるような、初期衝動のあの熱にうなされるような感覚を思い出した。

観音寺ってたまに行ってたけど、平成になってもほんとに何もないところで、寺と海とエレキギターって組み合わせがかなりツボだった。
ゆぅま

ゆぅまの感想・評価

4.0
青春という儚き有限性なるものに音楽という有限性なるものが重なり映画という有限性なるものが重なる。そこへ時間の支配者たる大林宣彦のテンポの良い緩急のある激しいカット割が重なりその儚さを増長する。コミカルかつ飛躍的で爆発力のある演出は流石の大林節。傑作!
面白かった…かな 覚えてない
田舎の高校生のバンドもの。
もう何度も観てる。
話も勿論いいけど面白い手法を沢山使ってて観ていて飽きない。(『デッドプール』や『フェリスはある朝突然に』みたいな第四の壁を意識した演出とか)
原作も読んだけど良く雰囲気が再現出来ていると思う。
バンドあるあるや、バンドをやる上でのワクワク感や逆にグダグダなってしまう部分が上手く描かれており、派手さは無いものの”バンドって良いな”って素直に思える素敵な映画。邦画で一番好きかも
バイトしてギター買ってエエ奴らとバンド組んで女子の手作り飯片っ端から食べまくり高校生

人材も機材もアウトドアに強すぎ
まるみ

まるみの感想・評価

5.0
バンドやってたらエモみがすごい。特に私はビートルズをやってたので。ちっくんかわいいよちっくん(林さん好きなので)。
あと岸部一徳さんが顧問になるとことかエモい。サリー…。
俺らの後輩はGSなんぞやっとって、みたいなことロッキングホースメンの面々が呟いてて、きっとそれはタイガースなんだろうなあとか思ってしまってエモい。何もかもエモい。
askQ

askQの感想・評価

4.0
多分高校生以来再見。今観るからこそグッと味わい深い青春映画の金字塔。夏の終わりにベストマッチな作品だった。
うたた寝中ラジオから流れてきたベンチャーズの「パイプライン」。デケデケデケというあの独自のギター奏法に、雷が落ちたと思うほどの衝撃を受けた主人公。バイオリンをギターに持ち替え、ロックに無我夢中で没入していく様が爽快。

早速バンドを組んであちこちで練習しまくるシーンは、「はじまりのうた」や「シングストリート」好きなら絶対外せない。学園祭のシーンはキュンキュンしまくった。
大林監督は、ほんとうによくキュンキュンを理解していらっしゃる!
音楽、友情、恋愛、将来、、、高校三年生ならではの煩悩炸裂で、とにかくどストライクな作品だった。

浅野忠信が若い!岸部一徳も若い!
ろ

ろの感想・評価

5.0

雷が落ちるほどの衝撃に、僕は「どんどらはんじゃ~!」と叫んでいた。
ラジオから流れてきたのはベンチャーズのパイプライン。
それはデンデケデケデケの啓示だった。

バイオリンをギターに持ち替え、坊主頭から髪を伸ばし、ロックバンドを結成した高校一年生ちっくん(竹良)。
“ロッキングホース”メンバーとともに過ごした三年間が綴られていく。

夏は女の子と二人きりの(ドキドキ)海水浴。
冬は川辺にテントを張り、ひたすら旋律をなぞる。
ブーイングを飛ばされながらも完走した初ライブ。
そして、いよいよ文化祭のステージへ・・・


寺へと続く階段でドラムを叩けば大雨。
野焼きの横でギターを弾けば煙にむせ返る。
なかなか練習場所を確保できない彼らに手を差し伸べたのは、厳しいと思っていたあの先生だった。
呼び出されビクビクしていたら、洋楽の本を譲ってくれた先生。
同僚の結婚式で倒れてしまった彼はそのまま息を引き取る。
「昔は“ユア・マイ・サンシャイン”だったけど、今は“長崎の人”だ。」と笑う先生の想いに気付いたのは、もう会えなくなってからだ。


あいつは車の教習所に通い、あいつは寺を継ぎ魚屋を継いだ。
新たな道を歩み始める仲間の姿に、ちっくんは取り残されたような気持ちになる。

20歳のときに鬱病になってそのまま大学を辞めた私。
勉強もせず働きもせず、映画ばかり観て過ごすこと4年。
周りは大学を卒業、就職し社会人になっている。
もう私も24歳になるのにな、劣等感と虚しさでいっぱいになる。
自分一人が歩みを止めているような焦り、もう楽しかったあの時には戻れない寂しさが、画面から痛いほど伝わってきた。

「都会の大学でいろんなこと吸収してわしらに教えてくれや。」ちっくんを送り出す仲間たちは、私にも居場所をくれた気がした。


手作りのギターにドラムにアンプ。
そうだ、映画も手作りなんだって、すごく感動した。
映画の体温がじんわり伝わってきて、温かかった。










( ..)φ

邦画と洋画のハーフみたい!かっこいい映画だった!
「アニーホール」「フェリスはある朝突然に」みたいに第四の壁をバリバリ破るし、文化祭で演奏する“ジョニー・B・グッド”は「バックトゥザフューチャー」みたい。
かと思えば、真っ白なドレスの女の子が八百屋お七に変身して消防車来ちゃうし、学ランにお経の新しい耳なし芳一スタイルでニヤリと振り返ったりする。
そうそう、好きなバンド名を言っていく台詞の畳みかけが「犬神家の一族」(崑さん)の遺言状シーンみたいでハッとした。
こんなふうに、映画の中に映画がいるの、キュンとしちゃうよね。

あと、「僕がもしもお侍だったら・・・アメリカの女の子だったら・・・」って妄想の中で「かたじけない!」ってお礼言ったり、「センキュー!」って抱きついちゃう ちっくんが大好き!
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