サクチューン

ブラック・ショーマンのサクチューンのレビュー・感想・評価

ブラック・ショーマン(2025年製作の映画)
4.0
キャラクターの『濃さ』と『配置』
そして『キャラクターの意味』を考えると『距離が遠くなる』


結婚を控えている主人公に訃報が届いた、その内容は教師である彼女の父の訃報だった。
彼女は実家に赴き現場検証に参加したのだが…そこにマジシャンで叔父が現れたのだった!
から始まる本作。

東野圭吾さんが新たに『マジシャン』というキャラクターを主人公に置いた本作。
※本作単体で見ると主人公は女の子ではあるのですが…。

とにかく派手にマジシャンが立ち回るわけで、その主人公が『マジシャンである必要性』を終始追いかけて鑑賞したという感想の作品でした。

中長期にわたって複数制作されると考えると、突っ込み担当の女の子をおいてマジシャンが暴いていくという構図は好みなのですが、初作としては少し情報が物足りない(人間の背景といえばいいでしょうか?)感じがしたのが所感です。

ただ、『2時間ドラマ』という感覚で鑑賞すると必要十分な栄養素、プラス派手目の演出で映画として楽しめるのではないでしょうか?
※バックボーンみたいなものは気にするな!という感じ。

と言うような感想になりました、皆さんはいかがでしたでしょうか?