みおこし

アイス・キャッスルのみおこしのレビュー・感想・評価

アイス・キャッスル(1978年製作の映画)
3.6
たくさんありそうで意外と珍しいスケート映画。主演をプロフィギュアスケーターで当時アイドル的な人気を誇っていたリン=ホリー・ジョンソンが務めています。

プロのフィギュアスケーターを目指すアレクシスは、名コーチのデボラにその才能を見出され、単身アイオワでの練習に励む。名が売れてきた矢先、ひょんなことからひとりリンクで滑っているときに転倒し頭を強打してしまい...。

プロ選手のジョンソンが主演なので、吹き替えなしの迫力あるスケートシーンは大変見応えがありました。とっても美人な上に、着ているウェアも毎回すごくオシャレ!本作でゴールデン・グローブ賞にもノミネートされたようですが、それも納得の魅力的な女優さんでした。
トム・スケリットやコリーン・デューハーストなどの名優も脇を固め、スポ根映画以上に人間ドラマも堪能できる骨太な作品。中盤からの展開はかなりショッキングでしたが、それでも諦めずに壁に立ち向かうアレクシスの姿にとても鼓舞されました。

競技としてのフィギュアスケートの厳しさもしっかり描かれていて、競技会のシーンは手に汗握るリアルな演出。ロッカールームでの緊張感もしっかり伝わってきて、スケートにあまり詳しくなくても十分楽しめる作品になっています。

2009年にはリメイクされてるんですね!
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