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メモワール・オブ・ア・スネイル(原題)のRinのレビュー・感想・評価

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近年のウェス・アンダーソン作品のドーナツの穴の部分──東京国際映画祭2024アニメーション部門。可愛らしいストップモーションアニメかと思ったら超ブラックなリアリズムに満ちていた。観ていてしょげちゃうほどのペーソスと、そこに被せられる不謹慎なほどのユーモア!大傑作!というか私の好み!連想したのはティム・バートンよりもウェス・アンダーソン。近年の彼の作品は、形式はガチガチに中身はスカスカにというドーナツ化現象が著しいと思うんだけど、『メモワール・オブ・ア・スネイル』にはそのドーナツの穴の部分が全部詰まってた。
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