hideharu

宇宙戦争のhideharuのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(1953年製作の映画)
2.7
2020.9.20 CS放送で鑑賞。
随分前に買ったDVDも結局一度もプレイヤーに掛けることもなく引越しの時に捨ててしまった。
なのでSF古典ながら視聴は今回が初めてとなりました。
丁度つい先日にトムクルーズ主演版のリメイクのレビューを挙げたばかりでタイミングも良く放送してくれたもんです。

HGウェルズ原作のSF小説ですが未読なためこのオリジナル版かリメイク版のどちらがより原作に忠実なのかは知らないですがリメイク版が一般人が主人公なのに対して本作は科学者が主人公となっていただけでもドラマとして面白みがあったと思います。

賛否のある火星人の乗り物ですがトライポッドが正解とは思うものの本作の宇宙船タイプのものは中々デザインが優れていると思います。
特撮は今から70年近く前の映画なので仕方がないものの宇宙船を吊っているテグスが写ってしまっているのは残念ですね。あとせっかく不気味な火星人がチョットしか写らないのも勿体無かった。

割と巨大な火の玉が落下しているのにやけに呑気だし、ダンスしてる場合かってなる。序盤は会話も多くて退屈なものの火星人の攻撃が始まってからはそれなりに面白くなっていき、クライマックスで主人公がヒロインと再会するシーンはまるで恋愛もののようで少し感動する。

SF映画ながら所々で宗教的なタッチがありました。
上にも書きましたが序盤は退屈ですが古典的な名作と言われているので見ておいて損はないかと。
hideharu

hideharu