タッド

情熱なき犯罪のタッドのネタバレレビュー・内容・結末

情熱なき犯罪(1934年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

クロード・レインズの姑息な弁護士(裁判では時計に撃ち込まれた銃弾を捏造している)がハマっている。カルメンを撃ち殺してしまった(実は死んでいない)と思い込んで冷静さを失う自分をもう一人の自分が冷静にメモなど忘れるなと指示を出している。クロード・レインズという役者の持っている特性がさらに皮肉屋に輪をかけているな。エディ・ホワイトを撃ち殺してしまい、逮捕された後もそばにある拳銃で自殺するように促しているし、心に棲む悪魔とはこんな感じなんだろう。この役、エドワード・G・ロビンソンでもやれそうでまた違った面白い作品になるんじゃないかな。
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